退職金の積み増し等の費用が発生したことが要因だという

 三越伊勢丹ホールディングスは、第3四半期連結決算において、43億円の特別損失を計上すると発表した。早期退職制度の見直しにより、退職金の積み増し等の費用が発生したことが要因だという。

 

 同グループは、2018年~2020年の次期3ヵ年計画の軸として「収益体質の強化」と「事業構造の転換」の二つを掲げている。そうした施策の一環で、早期退職支援制度「ネクストキャリア制度」の見直しを行い、11月1日より同制度の対象年齢の下限を50歳から48歳に引き下げるとともに、最大5000万円の退職金の積み増しを実施した。


 三越伊勢丹ホールディングスの第2四半期連結業績は、売上高が2.2%増の5952億6100万円、営業利益は25.4%増の76億4900万円だった。通期連結業績予想については据え置く。