テオドール・ジェリコー

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ルーアンの裕福な中産階級の家に生まれる.1796年までに一家はパリに移り,ジェリコーは寄宿学校に入った.幸せな学生生活を送れなかった彼は,若いころから馬に惹かれ.デッサンを描くのがとてもうまかった.1808年,母が亡くなり年金が人ると学校をやめ、当時馬の絵の画家として人気のあったカルル・ヴェルネのアトリエに人る.

 

ここでの人物は《グランド・オダリスク》のものより小さく,より縦長のカンヴアスの大きさに合わせて画面全体に占める場所が小さ(なっている.宝石,豪華な織物,孔雀の羽の扇,その他の服飾品など,東方風の調度や装飾品は未完のままであるか,省略されている.