中国人が敬服する日本人の「3つの精神」

 中国メディアの捜狐は21日、中国人にとって日本人には学ぶべきものが多いと伝え、そのなかでも敬服するに値する日本人の3つの精神について取り上げる記事を掲載した。

 記事は「敬服するに値する日本人の精神」の1つ目として、勤労意識を挙げ、「日本では地震が発生しても、商業店舗のスタッフは逃げるどころか商品棚を手で押さえる」などと指摘し、災害が発生してもまずは店舗のスタッフとしての行動を第一とすることを紹介。中国の労働者にとっては学ぶべき意識であると主張した。

 さらに、日本人の仕事に対する積極性や能動性など、勤労意識は世界でも有名であると伝え、勤労意識の徹底ぶりは仕事の緻密なスケジュール管理にも現れていると指摘。さらに、日本人と仕事をすると、日本人には「遅刻」という言葉が存在しないように思われるとし、何事もスケジュールどおりに進めるのが日本人の仕事であると論じた。

 続けて、2つ目の精神として「サービス精神」を挙げ、日本人は「内と外」を上手に使い分けるとし、内部でどれだけプレッシャーや嫌なことがあっても、外部に対しては内部の事情を見せず、礼儀正しく見せると指摘。

 さらに、日本人の対応には笑顔と腰を折りながらも感謝がつきものであるとしたほか、製品は包装から美しいと伝え、「日本の物価は安くないが、周到なサービスや態度も日本で販売されている製品にとっては付加価値の1つだ」と論じた。

 また記事は、「敬服するに値する日本人の精神」の3つ目として「誠実さ」を挙げた。日本人と仕事をするうえでは、製品に何らかの問題があれば交換してくれると紹介したほか、旅館やホテルで忘れ物をしても送り届けてくれると指摘。また、公共の場所で何かを置き忘れても、誰も持ち去ったりしないのが日本人だと伝え、「中国ではなかなか想像できないことに違いない」と論じた。